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絵本とか工作とか公園とか。元ナレーターママの育児ブログです。

親が苦手なものでも、こどもの興味は引き出せる!親の気持ちが楽になる方法

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春だからって浮かれていられない!

本格的な春がやってきました。桜が咲いて、チューリップが開いて、コートが不要になって・・・とまあ、ここまではいいです。好きです、春。

でも、春は「あるもの」の季節・・・・それを考えると、憂鬱になってきます。いつまでも冬が続けばいいのにとさえ思います。

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「あるもの」とは・・・そう。虫です。ハチ、アリ、だんごむし、蝶、クモ、みみず・・・・わたしは虫が嫌いなのです。書いているだけで背筋がゾワゾワします。

 

ムシをムシできない

虫の好き嫌いは個人的なことなので、別にわたしが虫に近づかなければいいだけの話で、別に悩むような問題でもありませんでした。・・・こどもが生まれるまでは。

 

こどもが生まれてから、わたしのまわりの虫事情は一変しました。

今まで「旬のもの」といえば野菜のことだったのに、今では春はオオクロアリ、夏はカブトムシやセミ、秋はコオロギ・・・と、旬の虫に息子が目をキラキラさせます。

もちろん息子だけではありません。

ママ友からも、「かぶとむしの幼虫がたくさんいるんだけど、欲しい?」なんて、まるでスーパーの特売情報を教えてくれるノリで聞かれたりするのです。何気なくのぞいたスマホの画面に、真っ白でカールの生焼けのような幼虫が映し出されていたりするのです。

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こどもの好き=親の好き?

夏の終わり、道に力なく止まっているセミをひょいっと持ち上げて、「はいどーぞ!!」と満面の笑みでこちらを振り返る息子。

その無邪気さに、わたしは悩みました。

息子がこんなにも好きだと言っているのに、確たる理由もなく嫌いって言うのは教育によくないんじゃないか。

息子がこんなにも好きだと言っているのに、わたしが嫌っていたら悲しい思いをするんじゃないか。

おずおずと手を出した瞬間、最期の力を振り絞ってジイイイイイイイとけたたましく鳴くセミ。

いやあっ、無理です、無理っ!!

歩道から飛びのいたとたん、今度は車からのクラクション。あやうく、セミよりも前にわたしが昇天するところでした。

 

ママ友に聞くと、もともとは虫嫌いだったけれど、こどもの興味に付き合っているうちに大丈夫になった方というのは結構多いようです。

うむ、世の中のかーちゃんってほんとエライな!

 

感心はするものの、いざ自分で克服しようとすると、まあ大変です。

「わあ、セミ捕まえたの、すごいねえ」なんて顔では笑って対応していても、「持ってて!」と言われたら反射的にのけぞってしまう。

虫を題材にした絵本もたくさん読みました。今はかわいらしいものがたくさん出ているので、息子と一緒に読みつつ、ちょっとした虫博士にもなりました。

でもあくまで絵本。ファンタジーなだんごむしは、現実の世の中にはいないのです。

 

そんなヒイヒイした日を過ごしていたある日、ふと思いました。

 

教育によくないのは、嫌いなものを嫌いと言うこと? それとも嫌いなのに好きだというフリをすること?

悲しい思いをさせるのは、自分が好きなものをママが嫌いだから? それとも好きなものを認めてあげないから?

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否定せずに認めること

息子のトイレトレーニングの時に、息子が「トイレ嫌いっ!」と言ったことがありました。

しばらくは「そんなことないよー、トイレは怖い所じゃないよー」なんて軽く内容をすり替えながらなだめていたのですが、ある時こう言ってみたのです。

 

「ママも本当はトイレ、大っ嫌いだよ。狭いしつまんないし」

息子がじっとわたしの顔をみました。

「でもさあ、ずっとトイレに行かないと漏れちゃうじゃん?」

続けてそう言ったら、息子が安心したように笑い、笑ったままトイレに入っていったのを今でも覚えています。

その後も「ママも嫌いなんだよねー?」なんて言いながらトイレに行くこともあります。

 

そう。嫌いなものは仕方ないんです。

トイレや注射や早起きや・・・そのほか、世の中にはたくさんの嫌なことがあります。それが体にいいとか悪いとか、そういうのはおかまいなしに、人は本能で嫌いになることがあるわけです。

だから、嫌いになること自体が悪いわけじゃない。

もちろん好きになることの方が、柔軟性があっていいのかもしれないけれど、世の中のすべてを好きになるなんて不可能です(大げさか)。

 

じゃあ、なにが悪いのか。

わたしは、「それが嫌いな人もいるし、好きな人もいる。ということを認めないこと」なのだと思います。

虫が嫌いだけど、好きなフリをしているとき、わたしは心のどこかで息子に「なんでまた虫捕まえてくるのよ!」と思っていました。つまり、息子の行動を否定していたのです。

 

息子は虫が好き。とてもよいこと。

わたしは虫が苦手。それもありだよね。

 

そう割り切って接するようになったところ、かなり心労が減りました。

たとえばセミを「持っていて」と言われても、わたしは手を出しません。

「うわー、大きいの捕まえたね。すごいねえ! ママは怖くて掴めないから、持って帰るのはやめようね!」

こう、正直に言うことに決めました。

 

すると息子もやがて、虫の話はわたしではなくパパとするようになりました。

時々、わたしには「ママ、カブトムシは怖い? アリは?」と聞いてくれます。

「カブトムシはちょっと怖い。アリは平気だよ」

そんな会話の後は、特に無理強いもしません。

 

こどもの興味に付き合う方法はいくつもあって、これが正解というものはないのかもしれません。

しかし、わたしの「虫対応」は、これ以降とても楽になりました。

もし「本当は虫嫌い」という事実をカミングアウトせずに苦しんでいる方がいたら、いっそ正直に話してしまうのも、いい解決になりますよ。

ただし、虫を好きなこどもの気持ちは尊重してあげてくださいね。

 

親になる

ちなみに先日、レタスの中からこんな子がコンニチハ!をしました。

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以前のわたしなら、すぐに捨ててしまっていましたが、息子が喜ぶだろうなと思うと捨てるに捨てられず、お皿の中に入れておきました。

案の定、保育園から帰ってきた息子が見つけて大騒ぎ。

さんざん観察して翌朝、通園途中の草の上にのせてお別れをしました。

 

わたしも親になれてきたのかな、なんて思えたりして。これからも少しずつ、少しずつ、こんなふうにこどもの興味に歩み寄れたらいいなあ。

 

ちなみに読んだ絵本はこちら。

ほかにも、かぶとむしやかたつむりのお話があります。

巻末には虫に関する知識も記載されていて、好奇心を刺激されます。