こんにちは、karafuruです。
こどもの言い間違いって、どうしてあんなに可愛いんでしょう?
そして、おとなの聞き間違いって、どうしてこんなにアホくさいんでしょう?
今日は我が家で日々量産されている「いいまちがい・ききまちがい」の中から、「ヒーロー編」と題してお届けしたいと思います。
SPA-Ranger(スパレンジャー)現る!!
4歳の息子、保育園で「戦いごっこ」なるものを覚えてきました。
本人はテレビでプリキュアも怖がるほどのビビリなのですが、やっぱり男の子同士で遊ぶ時には、剣だの大砲だのという言葉を使っているようです。
「とあー! たーっ!!」
狭い部屋の片隅で、見えない敵と今日も戦っています。
「すぱれんじゃーだぞ! とおっ!」
ん?
スパレンジャー?
洗濯物を畳んでいた手をとめ、息子を見やると、彼は何かのヒーローに返信するところでした。
「すぱ、れん、じゃああー」
スパって言ってるよね?
温泉?
温泉の戦士?
純烈の次にブレークするやつ?
しばらく連呼される「スパレンジャー」を聞いているうち、やっと気づきました。
ああ・・・スーパーレンジャーね・・・。
悪の天才・Dr.Hell(ドクターヘル)!
息子は大の消防車好きです。
将来はレスキュー隊になるのだ、と1歳のころから言っています。
そんな彼が自分のトミカたちを集結させて、今日も消防訓練をしています。
「げんばにきゅうこうせよー」
「いっせいほーすい、かいしー!」
「うぅぅうー、かんかんかんかんっ」
1歳からやっているので、セリフもなかなか堂に入ったものです。
ときどき、わたしたちも知らない「めんたいちゃくそう!」とか、叫んだりします。
どうやら消防士さんが頭からかぶるマスクのことを「面体」と呼ぶようです。
一体どこで覚えたんでしょうね・・・恐るべし、4歳児。
「どくたーへるがきましたぁー」
ドクターヘル?
直訳すると、地獄の博士ですけど?
この火災事故の黒幕なのかしら!?
息子の一人遊びがどんどんレベルアップしていくことに驚きながら、彼の手元をのぞくと、その手に握られているのはハロルドでした。
ハロルドは、きかんしゃトーマスの中に出てくるヘリコプターです。
「ぱたぱたぱたぱたー、へりぽくたー、ぱたぱたぱたー」
息子はヘリコプターを「へりぽくたー」と呼びます。
あんまり可愛いので、あまり間違いを指摘せずにそのままにしてあります。
ドクターヘルは、ヘリに乗って登場するのか。かっこいいな。
「ぱたぱたぱたぱたー、どくたーへるだー」
ドクターヘルは、ヘリに・・・ここで、やっと気づきます。
そっか。
ドクターヘリのことなのね。
赤穂浪士が助太刀いたす
夏が近づくと、息子の保育園ではカブトムシやクワガタを採取しに行く回数が増えるため、彼の中で昆虫ブームがやってきます。
現在その真っ只中。
「おかあ、へらくれすは つよいけど、にほんのかぶとむしは かわいいよ」
「くわがたは つのじゃなくて、あごなんだよ」
虫が苦手なわたしにも、ちゃんと分かるように説明するところが偉いです。
苦手なのに、いまやヘラクレスもコーカサスもパラワンも分かります・・・子育てってスバラシイ(笑)。
「あこうろうし、たたかうんだ!」
虫の話をしているかと思ったら、いきなりの方向転換です。
赤穂浪士って、よく年末年始に出てくる彼らのことですよね?
よく知ってるなあ。
隣にいた主人に「いつ教えたの?赤穂浪士」と聞くと、首をひねって「教えてない」と言います。
「赤穂浪士がどうしたの?」
息子に言うと、目をキラキラさせてこっちを見ました。
「あこうろうしでたたかうの」
手元に開きっぱなしの図鑑を覗き込むと、かっこいいクワガタが2匹、組み合って戦っていました。
あこうろうし・・・あ、わかった!
アゴ同士で戦うのか!
むすび
言い間違い、聞き間違いは毎日そこら中にあふれていて、そのたびにゲラゲラ笑うのですが、翌日には何で笑っていたのか理由を忘れてしまいます。
もったいない・・・おもしろかったのに。
やがてこどもたちが小学生になり、義務教育を終え、そしてハタチを越えたら、こんなたわいない言葉で笑いあうこともなくなってくるのでしょう。
そのとき、この宝物のような言葉たちを、こぼしてしまっている今を後悔するかもしれません。
心のメモだけではなく、こんなふうにちゃんとブログに残していけたらいいなあと思っています。
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