からなび!

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産まれてきてくれたから、生まれた夢がある。この夢に、いま夢中です。

夢のかたち

 

お母さんの夢は、ナレーターになることでした。

二十歳のころ、はっきりとそう決めて勉強をし、運よく事務所に入ってお仕事をさせてもらえるまでになりました。

 

マイクがある部屋のことをブース、と呼ぶのですが、その中でひとりマイク前に座ると、緊張と興奮が同時に押し寄せてきて、本当に幸せでした。

「あなたはマイクの虫だね」と言われるほど、マイク前にいることが大好きでした。

 

やがて結婚し、きみたちを産んだあと、お母さんはナレーターの事務所を辞めました。

 

仲間から「もったいない」と言われ、「こどもと仕事の選択って難しいよね」とか、そんな言葉までかけられたこともあります。

 

でも、その言葉は本当に見当違いなのです。

 

お母さんがナレーターを辞めたのは、きみたちのせいじゃない。

お母さんがナレーターを辞めたのは、きみたちのおかげで別の夢が見られたから。

 

小さな指を伸ばして、お母さんをぎゅっとつかんでくれたきみ。

お母さんの声に反応して、泣き声を急に変えるきみ。

他の家族を呼ぶトーンとは明らかに違う、きみの「ママ」と呼ぶ優しい声。

 

きみたちが広い世界の中から、迷わずにお母さんを選んでくれるたびに、お母さんは「たったひとつしかない価値あるもの」になれました。

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きみたちが呼ぶときには、そばで声をかけてあげたい。

きみたちが知ることばの一番多くを、わたしの声で聞かせてあげたい。

 

まんまるの瞳の中に、わたしは本当に欲しい夢を見つけました。

だから、そのときに履いていたたくさんのわらじを脱ぐことにしたのです。

 

もしかしたら、すっぱりと辞める必要はなかったのかもしれません。

でも、やりたいことが見つかると、他のことを平行してできなくなるのがお母さんの性格なのです。

 

つかみたいものだけ、見ていたい。

絶対につかむ夢だけ、見ていたい性分です。

 

ひとかけらの後悔もありません。

むしろ、この夢に今、夢中です。

 

だからどうか、自分が生まれたことでお母さんが夢をあきらめたなんて、絶対に思わないで欲しい。

そしてどうか、自分が生まれたことでお母さんの夢が大きくふくらんだことを、自信を持って信じて欲しい。

 

きみたちが生まれてきてくれて、本当によかった。

ただ、そこで泣き、笑い、歩いたり転んだりするだけで、たくさんのキラキラした夢を見せてくれてありがとう。

 

この先、きみたちもまた、自分の夢を見て歩き出すときがくると思います。

お母さんは親だから、きっと心配したり、やきもきしたりして、うるさい小言を口にすることもあるでしょう。

 

でも、そんな言葉は右から左に聞き流して、夢の方向を向いて走り出してください。

こんなに夢を生み出すきみたちが、手に出来ない夢があるはずありません。

 

けれど、新しい夢を見ることも忘れないでください。

あまりにもひとつの夢にだけ縛られていると、もしかしたら本当につかみたい夢が分からなくなってしまうことがあるから。

 

お母さんも、いつかまたナレーターをやるときが来るかもしれない。

だって、今だってマイクの虫だから。

でもそれは回り道をしたわけではなくて、きみたちがつかませてくれた夢の力でパワーアップした、新しい夢のかたち

そんな日が来るのか来ないのか、それもまたきみたちがくれた楽しみのひとつ。

 

ゆっくり、しっかり、大きくなってね。

ゲラゲラ笑いながら、ときどき悔し涙を流しながら、大きくなってね。

愛に囲まれて、夢を追いかけて、大きくなってね。

 

お母さんは、ずっとずっと愛してる。

それ以上に、お母さんを、ずっとずっと愛してくれて、ありがとう。

 

むすび

 

今日は令和初の成人式。

まだ、4歳の息子と1歳の娘が二十歳を迎えたとき、彼らの胸の中に「かなえたい夢」が輝いていることを、心から願っています。

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あと16年と19年。

44歳のわたしとしては何とか健康を維持して、お祝いをしてあげたいと思いつつ、23時を過ぎた今、夫とふたりアイスクリームを食べてしまう・・・。

いかんいかん。

明日は通勤で10分長く歩こう!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

息子と娘が読めるようになるまで、そっとネットの片隅に置いておきます。

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